完全敗北でした…。
8月6日に「真夏のデザインフェスタ」に出展致しましたが…。
私の作品は、全然、全く、少しも売れませんでした…完全敗北です。
ブースは何とかできたのですが、お客さんは全く来ていただけませんでした。
お隣のブースのおじさんが親しくお話して下さったのですが、「お客さんに受け入れないのは、デザインか値段か売っている人間かどれかが悪いからだろう」と辛辣なご意見をいただきました。
私はその全てが敗因だと思います。
今の私の作っているモノは、微妙に作家性がにじみ出していて、アクセサリーとしてはとても気持ち悪いのだと思います。
しかしながら、作家性を殺して売れそうな品を作るということは、今の私にはできません。
今の私は作家としての自分を成り立たせないといけない時期なのですから。
ゲンジツは、いつでもキビシイですね。
もう一つ隣のおじさんが教えて下さったのは「この会場を歩いている人たちを見てみなよ。アンタが作ってきたような大きなアクセサリーを付けてる子なんて1人もいないじゃないか」ということで…。
でも私が選んだ七宝の材料の銅板は、七宝教室ではとても人気のあるものなんです。
つまり七宝教室で「作る」のには、大きめのモノの方が作り甲斐があるから、この材料は人気があるのだけれど…買っていただくということになると、今は大きいアクセサリーは全く需要が無いということなのですね。
これは会場の出展している方たちの品を見ても明らかでした。
さらに売り子としての私の問題も大きいです。
私が一人でブースに居るというのも、お客さんを惹きつけられない大きな要因だと思います。
丸一日、アウェイな場所で針のむしろに座っていた感じでした。
いや、今の私にはホームな場所など無いので…これから、どこへ行ってもアウェイなのは変わらないでしょう。
どこへ行ってもアウェイ…今の私(と私の作品)を安易に受け入れてくれる場所も人もどこにもいないということを、骨身に染みて(徹底的に)理解させていただいたということを、今は感謝しないといけないと思っています。
全ての希望を捨てよ。リアリストであれ。
とにかく、これからのことを全面的に考え直さないとダメですね。